森・濱田松本法律事務所 RECRUITMENT

留学VOICE

根橋 弘之 弁護士

2010年登録

2016年7月に、ニューヨークのコロンビア大学に留学しました。同大学を卒業後、2017年9月からは、ロサンゼルスにある法律事務所で研修を行っています。東海岸と西海岸の両方を経験する機会に恵まれましたので、留学中の生活の一部をご紹介させていただきます。

コロンビア大学での学生生活

実は勉強が大変!?
「ニューヨークはマンハッタンでの学生生活」と聞けば、エンターテイメントに満ちたきらびやかな毎日を想像されることと思いますが(少なくとも私はそう信じていました)、実際には、日々の予習・復習や試験勉強など、かなりの時間を勉強に充てていました。当初は非常に戸惑いましたが、嫌々ながら勉強するのではなく、より多くのことを学びたいという意欲を持ち、自分でも驚くほど楽しみながら勉強ができたと感じています。特に、学生の授業に対する参加意欲の高さには目を見張るものがあり、どの授業を取っても、毎回、教授と学生の白熱した議論が展開されるのには大変刺激を受けました。私も、この恵まれた環境で新しい分野にチャレンジしたいと思い、主な業務分野であるM&A・コーポレート関連の授業に加えて、財務諸表分析やコーポレートファイナンス等、法律よりもビジネス色の強い授業も積極的に履修し、本当に多くのことを学ぶことができました。私の「やる気スイッチ」を(ちょっぴり強引に)押してくれた大学やクラスメートの雰囲気に、とても感謝しています。

「勉強」だけじゃない学びを経験
そうは言っても、勉強以外の時間もたっぷりあります。特に、私は留学直後に娘が生まれたこともあり(本物のニューヨーカーです!)、週末は家族でセントラルパークでピクニックをしたり、月齢の近いお子さんのいる友人とプレイデートをしたりと、とてもゆったりとした時間を過ごしました。また、春休みや連休を利用して、アメリカ国内外にたくさん旅行にも出かけました。いろいろな場所を訪れるたびに、日本とは異なる生活・文化に触れることができ、家族との思い出づくりに加えて、自分自身の視野を広げることができたと思います。大学でも、日本食を紹介するために実際に料理を作って食べてもらうイベントや、日本の四季の美しさ、地域の持つ観光資源を紹介するイベントなどに参加しました。こうした経験は、クラスメートに日本の魅力を伝えるだけでなく、私自身が、「世界から見た日本」はどういうものなのか、日本の素晴らしさや抱えている課題について考える、とても良い機会となりました。

研修生活のスタート

新たなチャレンジの始まり
賑やかかつ華やかなニューヨークの街を離れ、2017年9月からロサンゼルスにある法律事務所で研修を開始しました。留学前は、日本国内の案件を担当することが多かったため、電話、メール、会議といったすべてのコミュニケーションを英語で行うということ自体、私にとっては一つの大きなチャレンジになっています。また、多くの優秀な弁護士が忙しく働いている中で、様々な案件に関わる機会を与えてもらえるよう自分をアピールし、かつ個々の案件でチームからの信頼を勝ち取るという作業は、とても難しいですが、その分より大きな成長につながっていると信じて、熱意をもって取り組んでいます。

ゆったりとしたロサンゼルス生活
そうは言っても、仕事以外の時間もたっぷりあります。特に、娘が1歳を過ぎて活発に動き回るようになったこともあり、週末は家族で近くのビーチに出かけたり、ご近所さんとバーベキューをしたりと、とてもゆったりとした時間を過ごしています。ロサンゼルスは全米第2位の大都市ですが、ダウンタウンを離れてしまえば海や山といった大自然に囲まれた素晴らしい街です。また、年間を通じて気候も穏やかで、よく晴れた過ごしやすい日が続きます。ただ、通勤時間帯の交通渋滞は恐ろしく、日中なら30分もかからない場所に2時間経っても到着しない、というようなことも起こります。でも、そこはロサンゼルス。地元の人たちに、大事な待ち合わせや緊急事態のときにはどうするの?と聞くと、「う~ん、まあだいたいなんとかなるよ。」と何とものんびりした答えが返ってきます。家族連れの私としては、ロサンゼルスのゆったりとした雰囲気が非常に気に入っています。

留学で何を学ぶか?

日本での業務から離れ、2年間という時間を海外で過ごす留学・研修生活。その目的・目標は弁護士によって様々ですが、やはり、海外の制度・実務を学んで日本に持ち帰り、自分の業務の幅を広げるというのが多くの弁護士に共通する目標だと思います。また、帰国後に自分がどのような弁護士を目指すのか(業務分野や弁護士としての在り方そのものも含めて)についてもじっくり考えるとても良い機会になります。私は、この留学生活を通じて日本の文化や風土の素晴らしさを再認識することができましたので、日本の魅力をより多くの国に届けることができるような、そうした活動を行っているクライアントをサポートできるような、そんな弁護士になりたいと願っています。すでに折り返し地点を過ぎた海外生活、より実り多きものになるよう、残された期間も全力で過ごしていこうと決意を新たにしています。