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宮岡 邦生
パートナー
国際通商法や紛争解決を業務の柱としています。
国際通商法については、日本政府(経済産業省)や国際機関(WTO上級委員会)での勤務経験も踏まえ、WTO協定、アンチダンピング、EPA/FTA対応、輸出管理、経済制裁、経済安全保障対応など、企業が国際的な商取引を行う上で直面する課題への対応を幅広くサポートしています。最近は業務の6~7割が通商です。
一方、訴訟・紛争解決については、いわばライフワークと位置づけ、若手のころから一貫して取り組んでいます。クライアントの業種やフォーラムを問わず様々な事件を扱っていますが、複雑・難解な事件ほど「燃える」タイプです。
What's
professional ?
弁護士を志した経緯を教えてください。
世の中の不条理や理不尽に論理の力で立ち向かいたい
弁護士には、世の中の不条理や理不尽と戦う存在、立場の弱い人の思いを世の中に届ける仕事というイメージを持っていました。そうした憧れに加え、子供のころから文章を読んだり書いたりすることが好きだったことや学部まで理系で論理的思考が比較的得意だったこと、自分の性格として、会社や役所といった組織よりも、専門知識を活かす仕事の方が向いているのではないかと考えたことが、法曹を志した理由です。ちょうど大学を卒業するタイミングでロースクール制度がスタートし、多様なバックグラウンドを持つ弁護士が、既存の弁護士像にとらわれず幅広い専門分野で活躍できる場面が増えていくだろうという予想もありました。結果的に、弁護士の仕事はチャレンジングであると同時に大きなやりがいがあり、選んでよかったなと思います。
MHMに入所を決めた理由を教えてください。
自由闊達でフラットな組織文化
ロースクール3年時にMHMのサマークラークに参加したのですが、自由闊達で活気ある雰囲気に「自分が働くのはここしかない!」と即決でした。何より若手が自信に満ちて生き生きしている、会議でも堂々と発言するし先輩にも臆さず意見を言う、そして先輩も若手の生意気を意に介さず頼もしそうに見ている・・・といった様子がとても印象的でした。他に訪問した事務所では、パートナーが個室で執務しており、ちょっとした相談にもドアをノックして許可を求めなければならず気を遣うといったところもありましたが、MHMの場合、いわゆる島制度の下で、若手とシニアが同じスペースを共有しているので、いつでも何でも気軽に話しかけられるのも良いなと思いました。なお、「島」の中では、机や椅子のグレード、パソコンのスペックに至るまで1年目でも30年目でも基本的にすべて同じです。そんなところにも「プロとして対等だ」という理念が表れており、フラットで風通しの良い雰囲気という第一印象は今でも全く変わっていません。
What's
professional ?
出向経験や留学経験とその後のキャリアへの影響について。
MHMから政府、そして国際機関へ
私は、駆け出しのころは仕事の大半が国内裁判、労働・倒産事件などで、現在専門としている国際通商法とは全く無縁でした。ただ、せっかく弁護士という専門資格を得たからには、国際的な仕事や、国を背負うようなパブリックな仕事もしたいという思いがありました。そうした中、たまたま、経済産業省の通商政策局への出向の話があり、話を聞いてみると、WTO協定に基づく国家間裁判手続の担当官として、ジュネーブのWTO本部で政府を代表して口頭弁論なども担当できるとのことでした。「これは面白そうだ」と後先考えずに飛び込んだのが、国際通商法の世界に入るきっかけでした。
経産省では、国際経済・国際政治という大きな舞台で米国や欧州をはじめ各国の担当官と渡り合う機会もいただき、通商法のダイナミックさに虜になりました。その熱が高じて、とうとう「通商法の総本山」であるWTOの法務官試験にアプライするところまで行ったのですが、そうしたところなんと受かってしまい、スイス・ジュネーブで3年間勤務することになりました。実は事務所に黙ってアプライしていたので、叱られるかなと思ったのですが、皆口をそろえて「よくやった!とにかく行ってこい」と快く送り出してくれたのは、いかにもMHMらしいなと思います。
結局、留学や出向を合わせて7年くらい外の世界にいたのですが、政府や国際機関での経験は、その後弁護士業務を行う上でかけがえのない財産になりました。まず政府での経験は、国の政策立案やルール形成に関わる中で、「ルールは与えられるもの」という考え方から、「望ましいルールは何か」という視点で物事を考えられるようになったことが大きな収穫でした。また、国という巨大な組織がどう動いているのかを身をもって経験できたことも非常に勉強になりました。一方、WTOでは、ジュネーブという国際的な環境の中で、通商法のレジェンドのような大御所たちと身近に接することができたことは本当に幸運でした。また、様々な国出身の同僚と家族ぐるみの付き合いをする中で、皆キャリアや人間関係・家族関係について同じような悩みを持ちながら日々奮闘しているのだなということがわかり、「人間って皆同じなんだな」ということを肌感覚として理解できたことも大きな学びでした。
担当業務分野を選んだ経緯、魅力、やりがいと今後の動向。
国際通商法のダイナミックさと繊細さ
国際通商法のトレンドは、国際情勢の変化に応じて目まぐるしく変化しています。10年前くらいまでは、WTOに加え、TPPや日EU経済連携協定の交渉に象徴されるように、貿易自由化・世界経済の統合に向けた動きが全盛でした。ところが最近は、米中対立なども背景に、いわゆる経済安全保障の観点を含む貿易制限措置が急増し、かつての自由貿易とは真逆の様相を呈しています。こうした目まぐるしい動きに対応してゆくためには、国際政治や国際経済の大きな力学の把握といったマクロな視点が必要です。同時に、目の前の個別の案件を解決するためには、法令の条文や告示・通達の一言一句を丁寧に読み込んで規制の構造を解明するミクロな視点も要求されます。日々悪戦苦闘の連続ではありますが、マクロ、ミクロと様々な視点を使い分けながら、クライアントとともに課題解決に取り組んでゆくことには、やりがいと知的好奇心の満足という点では、ほかに得難い魅力があると思います。
What's
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仕事と育児の両立について。
子供と過ごす時間はかけがえのない宝物
スイスで勤務していた当時に第一子(現在5歳)を授かりました。現地で1か月育休を取得して育児に専念したのですが、そのまま子育ての楽しさにはまってしまい、今でも子供と遊ぶのが何よりの楽しみです。仕事に疲れたときなど、ふらっと子供と2人で旅行に行くこともあります。わが家は共働きのため、夫婦どちらも忙しいときは時間のやりくりが大変ですし、休みの日も論文執筆や講演の準備などであまり育児の時間がとれないこともありますが、やはり子供が小さいときの思い出ほど貴重なものはないので、できる限り一緒に過ごすようにしています。ちなみに、MHMにも充実した育休制度があり、男性弁護士含めて極めて高い取得率を誇っています。是非、皆さんにも制度をフル活用していただけき、子供と過ごす宝物のような時間を大切にしていただければと思います。
今後の目標、キャリアプラン。
究極の目標は、社会や制度をより良くしてゆくこと
国際通商法の世界は、ひとつひとつの分野が専門的な上、国際情勢に応じて日々目まぐるしく進化しています。実務に携わる弁護士としては、日々研鑽を惜しまず、専門知識を磨くことを心掛けています。同時に、世の中の様々な事象に広く関心を持ち、人とはどういう生き物で、国際政治や国際経済がどう動いているのかといった問題について洞察を深めることも、この分野で仕事をしてゆく上では欠かせないと思っています。
また、私はもともと紛争解決業務でキャリアをスタートしたこともあり、今でも訴訟などの紛争解決は、自分のキャリアの中で欠かせない柱と考えています。個人の事件であれ企業の事件であれ、クライアントが紛争に巻き込まれ苦しい状況にあるときに、その気持ちをしっかりと受け止めた上でプロとして明晰なロジックで裁判所を説得して事件を解決に導いてゆく。その喜びとやりがいはまさに弁護士業務の醍醐味のひとつであり、ライフワークとしての価値があると思います。
私はパートナー弁護士としてはまだまだ駆け出しですが、将来の目標としては、自分が専門とする分野で個々の相談に対して正しい解答を出せるということは当然として、そうしたプラクティスの積み重ねやルールメイキングへの関与、さらには後進の育成などを通じて、社会や制度をより良くしてゆくことに貢献できればと考えています。政府や弁護士会関係の仕事や活動のお声がけいただく機会も増えていますが、そうした活動は今後も充実させてゆきたいと思います。
森‧濱⽥松本法律事務所を⽬指す⼈へ⼀⾔

MHMには、若手の成長を構造面から重層的に担保する仕組みがある

MHMは、若手弁護士が生き生きと活躍し、ひとりひとりの個性や才能を最大限に伸ばせるすばらしい環境です。それは、単なる机上の理念ではなく、フラットな人間関係を物理的に体現する島制度、年次を問わずあらゆる論点について徹底的にアイディアを出して議論を尽くす合議制、さらには、案件ごとにフレキシブルにチームを組成することにより、上司・部下といったウェットな人間関係を固定化させない仕組みなど、構造面から重層的に担保されたものです。もちろん、こうしたフラットな組織文化の中では、若手弁護士にも相応の責任感が必要ですし、自分の意見を言うためには裏付けとなる知識や検討も必要となります。同時に、弁護士として成長したいと考えている人には、これ以上の環境はないと自信をもっておすすめします。