留学を希望した理由
私は、大学・大学院を含む10年間を米国で過ごしたため、入所前から英語でも法律を学んでみたいとぼんやりとは考えていました。そして、留学帰りの弁護士が、留学時に知り合った海外の弁護士と楽しそうに電話会議で話しているのを聞いてからは、自分も将来そのような人間関係を築いて仕事をしたいと憧れを感じ、留学に向けた想いを強くしました。また、私自身の業務との関係で留学の必要性を感じたことも留学を希望した理由の一つです。
M&A・コーポレートの業務においては、年次があがるにつれて、外国人の方に英語で説明する機会が増え、また、米国法との比較の観点から質問を受けることも多く、米国法を学ぶ必要があると感じていました。また、ヘルスケアの分野においては、日本の規制が欧米の規制を参考に策定されているため、留学先でヘルスケアの規制も学ぶことで、今後の業務に幅と深みを持たせることができると考えました。
ここでは、シカゴ大学のLLMプログラム、シカゴの街、そして留学に対する私の考え方についてお伝えしたいと思います。