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若手弁護士座談会

※2024年3月に取材、撮影したものとなります。

SESSION 01
MHMに入所を決めたきっかけは何ですか。

藏田:

本日はお集まりいただきありがとうございます。この座談会では、採用活動の際に多く寄せられる質問について、若手弁護士のメンバーでざっくばらんにお話したいと思っています。早速ですが、MHMに入所を決めたきっかけを聞かせてください。

北山:

サマークラークの参加を通じて、若手弁護士が非常に元気だった印象がありました。ある合議でも、若手の弁護士が積極的にリードしつつ、アソシエイトとパートナー間で忌憚のない議論をしていたのを覚えています。実際に、色々な年代の弁護士と話をしていく中で、事務所としてその風土を大切にしているということが分かりました。最終的には、入所後の仕事ぶりをイメージしたときに、私の中で一番成長できる環境だと思ったのが決め手でした。

小林:

私も、ウィンタークラークに参加した際に、自由な雰囲気で、かつ、弁護士同士の仲が良さそうなところに惹かれました。また、事務所選びをするにあたり、働き始める前の段階で、どのような業務が自分に合っているか、将来的にどのような働き方をしたいかなどを想像することが難しいと感じていましたが、MHMの複数の弁護士の話を聞いた結果、MHMであれば、業務内容や働き方に関する個々の弁護士の希望を尊重して、柔軟な対応をしてくれるのではないかと思い、入所を決めました。現在も、今後の希望については悩み中ですが、主軸であるM&A業務のほか、個人的に興味のあるプロボノ活動にも参加しています。

藏田:

私も、サマーインターンに参加した際に、同じ島の弁護士同士だけではなく、他の島の様々な年次の弁護士が島に気兼ねなく入ってきて和気あいあいと質問や雑談をしている様子を見かけたときに、とても風通しの良い事務所だと感じました。
また、より良いプロダクトをクライアントに提供するために、何度も合議して様々な意見を出し合い、案件メンバーが一丸となって頑張っている雰囲気も好きでした。

加藤:

私も事務所選びにおいては、業務分野の幅広さと規模の大きさの観点から、四大~準大手を中心に事務所を訪問していました。実際に入所して仕事をしてみても、事務所全体の業務分野が広いことはもちろんのこと、自分が携わるファイナンスの分野でも様々な規模の案件があり、MHMを選んで良かったと思っています。
また、一緒に働く人との働きやすさも重視して、いくつかの事務所のインターンに参加していましたが、どの弁護士と話しても話しやすく、なおかつ、パートナーとアソシエイトの間の風通しの良さを実感したのがMHMでした。アソシエイトが、自分のキャリアプランや夢を活き活きと語っていた様子もとても印象に残り、居心地よい環境で働きながら、キャリアを築くことができるのではないかと思いました。

江角:

学生時代からM&Aや企業法務に興味があったのですが、インターン等での職務体験やMHMの弁護士の話を聞くことを通じて、MHMであれば自分の興味分野に高い専門性を持って携われると思ったので、最終的にMHMを選びました。他の皆さんもお話されているとおり、若手が積極的に案件をリードする文化があることや島制度・ローテーション制度等を敷いていることにより若手が成長する機会が多いと思われたことも魅力の一つでした。

SESSION 02
MHMの雰囲気はどのようなものでしょうか。

藏田:

ありがとうございます。次にMHMの雰囲気について教えてください。

北山:

私も、とても風通しの良い雰囲気だと感じています。仕事面以外でも、同期はもちろん、先輩・後輩とよく食事に行き、そこでいつも刺激をもらっています。コロナ禍が落ち着いてからは、忘年会・新人歓迎旅行など、事務所としてのイベントも楽しく参加しています。そうしたイベントも全力で楽しもうという雰囲気も、MHMの良いところだと感じています。

加藤:

案件では、パートナーや先輩アソシエイトからのアドバイスやフィードバックが手厚く、こちらからも相談しやすい空気が常にあるので、とても働きやすいと思います。
弁護士をサポートしてくれるスタッフさんとの関係性も、(当然ですが)弁護士が偉そうな態度をとったりすることはなく、お互いにリスペクトしながら、いい雰囲気で業務ができていると感じています。
同期も多いので、普段から気軽に相談したり雑談することができますし、定期的に飲み会ができるのも嬉しいです。

藏田:

案件メンバーであるかに関係なく、若手アソシエイトをサポートしてくれる、面倒見の良いパートナー・先輩アソシエイトが多いと感じます。
同期の弁護士とも、最近どのような案件を担当しているのか、将来どのような仕事をしたいか等といった話からプライベートの話まで近況報告をして切磋琢磨できる関係です。

江角:

私も面倒見の良い弁護士が多いと思います。学生時代に島体験したときも周りの弁護士から話しかけてもらい、目をかけてもらえている印象を持っていたので、そこは入所前の印象と変わらなかったですね。また、先輩弁護士の席まで足を運んで相談しに行くこともありますが、いつも丁寧に教えてもらえます。M&Aの案件では年の近い先輩・後輩や同期と一緒の案件に入ることもありますが、その仕事ぶりを見て刺激をもらうことも多く、自分の働き方に参考になる部分は積極的に取り入れようと意識しています。

小林:

他の皆さんも言っているとおり、風通しが良く、また、個々を尊重する事務所だと思います。業務においても、食事や飲み会の場においても、それぞれが考えていることや思っていることを言い合っていますし、期を問わず意見を尊重してくれていると感じます。
同じ島の弁護士・秘書、同じ案件に入った弁護士、同期、事務所イベントや食事会で仲良くなった弁護士・スタッフなど、いろいろな弁護士・スタッフとつながる機会があり、全体的に所内の弁護士・スタッフ同士の仲も良いと思います。

SESSION 03
島制度の魅力について教えてください。

藏田:

これまでもお話に出てきた島制度はMHMの特徴的な制度の一つだと思いますが、その魅力について教えてください。

江角:

島制度は、各弁護士が個室の中で執務するのではなく、複数の弁護士が一つの部屋の中で執務するというシステムで、パートナーもアソシエイトも同じ島の中に座っていて、年次もバラバラです。何十年目のパートナーから、留学後のシニアアソシエイト、留学前の中堅アソシエイトまで様々な年次の働き方を身近で見聞きして学べることが島制度の魅力だと思っています。同じ案件で一緒になればその案件のことを相談できますし、そうでなくても島での飲み会や日々の雑談などを通じたコミュニケーションが取れるので、自分にはとても合っている制度だと思います。

藏田:

私も、パートナーや先輩アソシエイトの仕事ぶりを間近で見て勉強することができ、また、なにか困ったことがあった時にも周囲の弁護士に声を掛けやすい環境である点が魅力だと思います。

北山:

島の中で、電話対応などを日々学ぶことができるのももちろんですが、何より、他の年次の弁護士とコミュニケーションを取りやすいのが魅力だと思っています。実際に顔を見て話ができるので、質問もしやすいですし、特に弁護士1年目の頃は本当に近くの弁護士に何度も助けられました。執務環境としても、他の弁護士の隣で仕事をしつつ、一定程度独立したスペースで、プライバシーも適度に確保されており、快適に感じています。

加藤:

私は入所当時、島の先輩が電話対応を見守ってくれたり、細かいことでも相談に乗ってくれたことが、非常に心強く、有難かったです。また、パートナーや先輩アソシエイトの電話対応や電話会議の様子を聞いたり、担当外の案件でも弁護士同士の意見交換を横で聞くことで学べることも多いので、仕事をする上でとても良い環境だと思います。他方で、各弁護士のスペースは棚とデスクで区切られ、適度にパーソナルな空間になっているので、パートナーや先輩アソシエイトの視線が気になるということもない、居心地のいい空間だと思います。

小林:

幅広い期の弁護士が同じ島で仕事をし、日々、業務内外のコミュニケーションをとっていることが、MHMの風通しが良い理由のひとつだと思います。また、同じ案件に入っている弁護士だけでなく、同じ島の弁護士についても、その仕事の仕方を見て学んだり、質問や相談をしたりすることができます。同じ案件に入るメンバーや島のメンバーも変動するので、結果として、数多くの弁護士から学ぶことができ、自分に合う成長の仕方を見つけられることが魅力だと思います。

SESSION 04
ローテーション制度のメリットについて
教えてください。

藏田:

次のテーマに移りまして、ローテーション制度について実際感じていることを聞かせてください。現在のローテーション制度では、MHMの業務を大きく3つの分野に区分した上で、最初の1年間でそのうちの2つを半年ずつ経験することになっており、座席も移動します。実際に、ローテーション制度のもと執務をされてみていかがでしたか?

小林:

複数の業務分野を経験した上で選択することができることももちろん大きな魅力ですが、ローテーションを終えた2年目以降の業務にも役立つ点は多いと思います。企業法務においては、ひとつの案件に複数の分野が絡むことも少なくないため、他分野における経験が活きることもありますし、ローテーションにより、いろいろな分野の弁護士とのつながりができる点も魅力だと思います。

江角:

先ほどお話したように、私は学生時代からM&Aに興味があったのですが、同時に実際に仕事をしてみて自分に合わなかったらどうしようという不安もありました。ローテーション制度では複数の分野を経験することができるので、元々興味のある分野を一度違う分野から見ることもでき、そういった点も魅力だと感じています。私はローテーションを経験して最終的にM&Aに決めましたが、同期の中では当初興味があった分野とは違う分野を今では中心に扱っているという弁護士もいます。自分の興味分野がある方・まだ興味分野が決まっていなくて仕事をやる中で決めていきたい方の両方にマッチする制度だと思います。

北山:

ローテーションでは、ファイナンス分野と、訴訟・倒産・危機管理分野を経験し、今は訴訟・倒産・危機管理分野の仕事をしています。元々、ファイナンスは、業務内容のイメージを持てていた訳ではありませんでしたが、実際に携わってみると、入所前には想像できなかった魅力・面白さを知ることができました。今でも、ファイナンス関連の紛争案件や事業再生の案件でファイナンスの知識の必要性を実感していますし、実際にファイナンスの弁護士と一緒に仕事をしており、ローテーションの経験は非常に有意義でした。

加藤:

私は、前半ローテーションがファイナンス、後半ローテーションがM&A・コーポレートでした。2年目以降はファイナンスの業務を扱っていますが、特に買収ファイナンスの案件では、ファイナンスの組成前にデューデリジェンスや買収に関する契約のドラフト、交渉が行われ、その内容を踏まえてファイナンスが組成されるので、M&A・コーポレート分野でローテーションをしていたときにデューデリジェンス等に関与していた経験が、ファイナンスの業務を担当する上で非常に役に立っていると感じています。
また、全く異なる分野を経験することで視野が広がったり、それぞれの分野、弁護士による仕事の仕方や工夫を見ることができるというのも、大きなメリットだと思います。

藏田:

1年目のローテーションの前半はM&A・コーポレートのフロアで、後半は訴訟・紛争・危機管理のフロアで執務していました。2年目以降は、訴訟・紛争・危機管理のフロアで訴訟紛争案件や会社法案件を中心としつつ、3年目の11月以降シンガポールオフィスで執務しており、今は海外紛争案件を中心に担当しています。
半年ずつという期間ですが、複数の分野を実際に経験して比較することで、業務のイメージも具体的につかめるので、納得感を持って、今後自分の専門分野として注力したい分野が何かを考えられる貴重な機会だと思います。

SESSION 05
若手弁護士として、
どんな時に仕事のやりがいを感じますか。

藏田:

若手弁護士として、どんな時に仕事のやりがいを感じるか、これまでの経験も踏まえて、教えてください。

北山:

当然ですが、難局を乗り越えて、実際に解決まで至ったときは、達成感を感じます。クライアントとの日々のやり取りは若手弁護士が中心になることが多いですが、紛争案件が解決して、ずっとやり取りしていたクライアントから直接感謝されたときは、これまでの頑張りが報われたようで、心から嬉しく思いました。

小林:

MHMでは、案件に入っている最若手の弁護士が外部の関係者との窓口になることが多いので、随時、案件の状況を把握して、必要な情報を適切な相手に共有する役割を担うことができ、やりがいを感じます。

加藤:

クライアントから電話で質問を受けることが多いのですが、上手く対応できていると頻繁に電話が来るようになるので、大変なこともある一方、役に立てている、信頼されていると感じます。
また、契約書のドラフト、レビューをする中でも、過去案件の経験を活かしてより良い成果物が出せたり、良い指摘ができたときは、自分の成長や案件への貢献を実感することができて、やる気が湧きます。

藏田:

例えば、株主総会や証人尋問、和解交渉など、クライアントと二人三脚で頑張った案件が滞りなく終わって、ほっとしているクライアントの姿を見たときや、クライアントからとても感謝されたときに最もやりがいを感じて嬉しく思います。

江角:

M&Aは、複数人の弁護士で協力して進めることも多いですが、チームで協力して案件の成立まで導けたときに達成感がありますね。より多くの責任や役割を任せてもらえる案件は時に大変なこともありますが、自分の意見や成果物で案件が進むことを実感できることも多いです。

SESSION 06
どのように弁護士としての
専門性を身につけていくのですか。

藏田:

次のテーマに移りまして、どのように弁護士としての専門性を身につけていくのかについて、お話しいただけますか。

江角:

私も、実際の案件に携わって学ぶことはとても多いと感じています。案件で学んだ個別の論点の知識を前提に、書籍や雑誌・新聞を読むことでそれらの知識が線で繋がることを実感することもあります。所内でやりたい仕事を発信できる制度もありますし、プラクティス・グループでの定期的な勉強会やリーガルテック等の情報収集のチャネルもあるので、所内のリソースをうまく使って専門性を身につけていきたいと思っています。

北山:

私も、まずは目の前の案件を精一杯取り組む中で、自分なりの取っ掛かりを作っていくという積み重ねと、視野を広く持っておくことの両方が大事だと思っています。視野を広く持つという意味では、MHMには幅広い分野のプラクティス・グループの勉強会があり、アンテナを広げやすい環境だと感じます。私も色々参加して、最大限活用しています。

加藤:

どの業界、業種でも同じだと思いますが、やはり案件に取り組む中で身についていくものだと思います。特に分野ごとのトレンドは案件を通じてこそ把握できますし、実務上の論点も案件でのやり取りによって具体的に学ぶことができると思います。
一方で、案件での経験を経て、勉強会や書籍等に立ち返ってみると、そこで得られる知識と具体的な事例が繋がり、より深い理解が得られると思います。

SESSION 07
今一番大変なことは何ですか。
これまでで一番大変なことは何でしたか。

藏田:

次に、今、若手弁護士として、一番大変と感じていることや、これまでの経験の中で一番大変だったことについて教えてください。

加藤:

基本的なことではありますが、複数の案件が同時並行する中で、個別の作業についてスケジュールを守りながらもしっかりと検討して成果物の質を上げること、そして、個別の作業に取り組みながらも案件全体のスケジュールも考え、いつの時点でどの作業がどれだけ進んでいなければいけないか、というスケジュール管理もすることが、大変だなと感じます。年次が上がるにつれて主任として案件を回す役割を担うことを求められるようになりますので、案件全体のスケジュール管理をする能力が特に求められるようになっていくと感じます。

江角:

私も、複数の案件を同時並行で進める難しさは1年目からずっと感じています。期限を過ぎてしまわないように、また、検討時間が不足して満足のいかない成果物になってしまってはいけないので、各作業の期限はいつか・どのくらい時間がかかる作業か・先輩弁護士やクライアント、誰が見るのか等を考えて、優先順位を立てて検討を進めることを意識しています。

小林:

2年目までは、自分が案件の最若手になることが多かったですが、3~4年目になると、後輩が同じ案件に入るようになり、また、4年目になってからは、自分が後輩の成果物をレビューする機会も増えたので、今までとは違った視点を持つ必要があると感じています。

北山:

主任として担当している案件では、やりがいとともに、プレッシャーを感じる場面もあり、日々、全力で仕事に取り組んでいます。例えば、佳境を迎えている訴訟案件で、時間が限られた中、悩みながらドラフトをしている間は大変ですが、チームでベストの成果物が出せれば、頑張ってよかったと思います。

藏田:

MHMに依頼が来る訴訟紛争案件の多くは、複雑な法律問題を抱えており、難しい案件ばかりですので、クライアントへのヒアリングや膨大な証拠を精査する作業を経て、それを法的主張として書面に落とし込んでいく作業は簡単ではありません。だからこそクライアントと共に戦い、解決に向かっていく過程はとてもやりがいがあります。

SESSION 08
どのような場面で弁護士として
成長していると感じますか。

北山:

入所した当初は、案件の全体像も見えない状態でしたが、自分の意見を積極的に発信できたり、ほんの少しでも先手先手の行動ができたときは、成長を感じました。試行錯誤でなかなかうまくいかないと思うこともありますが、周りの弁護士に相談したりして、日々勉強しています。

小林:

案件を進めるにあたって、自分の判断で進めることができる範囲が広がったり、同じ作業を行う際の作業時間が短くなったりした際は、成長を実感することができます。また、自分も以前は困っていたような場面で後輩から頼られた際に、タイムリーに質問への回答や、アドバイス、フォローをすることができると、成長を実感することができます。

加藤:

やりがいとしてもお話しましたが、契約書のドラフト・レビューをする中で、過去案件の経験を活かしてより良い成果物が出せたときや、クライアントへの質問・相談に適切に対応できたときに成長を感じます。
ストラクチャード・ファイナンスは、買収ファイナンス、不動産ファイナンス、プロジェクトファイナンスなどに細分化されるのですが、それぞれに特性・専門性や実務の取り扱いがあり、それらも踏まえた検討やアドバイスができると、より成長を実感します。

江角:

クライアントから質問を受けたときに過去に携わった案件のことを思い出して回答できたときなどは成長を実感できました。ローテーション中に購入した他分野の専門書や資料等が参考になることもあり、一つの分野に限られない経験することは弁護士としての業務の幅につながると思います。

藏田:

これまでに担当した案件を参考にして案件を進められた際等、自分の中で少しずつ引き出しが増えてそれを実際に使えたときに成長していると感じることが多いです。
半年ほど前にシンガポールオフィスに赴任しましたが、挑戦しようとするアソシエイトに対して積極的に成長する機会を与えてくれる良い事務所だと改めて実感しています。

SESSION 09
仕事と家庭やプライベートとの
両立はできていますか。

藏田:

これまで、事務所の制度や仕事に関して聞いてきましたが、次に、仕事とプライベートとの両立ができているか、どのように両立しているかをお話しください。

小林:

業務量が多くなってしまう時もありますが、自由が利く職業でもあり事務所でもあるので、プライベートの予定を入れた日に向けて、他の日に業務を片付けたり、在宅勤務をして合間の時間に家事をしたりと、家庭やプライベートの時間を確保することができるように調整をしています。業務が落ち着いている時は、旅行や、家族・友人との食事、趣味に出かけています。

藏田:

案件の動きによって緊急の対応が必要なこともありますが、休日は家族と過ごす時間を大切にして、仕事と家庭の両方が充実するようにしています。MHMには様々なライフイベントに応じた制度が設けられていますので、今後も仕事と家庭のバランスを保ちながら頑張りたいと思います。

江角:

M&Aは忙しい時とそうでないときに差がありますが、慣れてくると落ち着くタイミングが分かってくるので、そのタイミングに合わせて旅行の予定を入れたりもしています。日常的にも週に1, 2回ジムで筋トレをしたり、月1回程度バスケットボールサークルに参加したりしています。

加藤:

休日の予定を早めに決めて、プライベートの時間を確保できるように調整して仕事をするよう心がけています。
私は趣味のダイビングのためによく沖縄に行くのですが、GWや長期休暇の旅行だけでなく、金曜日の夜と月曜日に移動時間をとって、土日で旅行したりもしています。スケジュールの裁量が広く、ある程度リモートワークもできるので、調整することができています。プライベートの時間を確保できるよう、セルフマネージメントすることが大事だと思っています。

北山:

スケジュールをどう組むかは自分次第ですが、私はできるだけ平日に仕事を頑張ることで、特に土日はプライベートの時間を確保するようにしています。コロナ禍が落ち着いてからは、休日はフットサルのサークルに参加し、仕事を忘れて体を動かしたり、友人と食事や飲みに行ったりしてリフレッシュしています。

SESSION 10
どのような新人弁護士に入所してほしいですか。

藏田:

ありがとうございます。次に、どのような新人弁護士にMHMに入所してほしいと考えているか、お話しください。

加藤:

一つは、責任感と主体性を持って案件に取り組むことのできる人に入所してもらいたいと思います。MHMでは特に、最若手がクライアントや相手方カウンセルとのやり取りの窓口になることが多いので、先輩やパートナーの意見に対しても批判的に検討したり、クライアントに伝える最終的な結論を自分の言葉で理解し説明できるようになることはとても重要だと思います。また、仕事をする上でのコミュニケーション能力が高い人と、一緒に働きたいと思います。私が考える、仕事をする上でのコミュニケーション能力とは、単に会話が上手というのではなく、自分の意見や見解を伝える際に相手にとって分かりやすくなるような工夫・配慮ができたり、周囲への配慮ができることで、そういう人は、事務所内でも円滑に案件を進められ、クライアントからの信頼も得られると思っています。

小林:

責任感を持って、誠実に業務や周囲の人と向き合う人に入所してもらいたいです。また、既にMHMにはいろいろな弁護士がいますが、今後も、多様なバックグラウンドや性格・個性を持つ人に入所してもらいたいです。

江角:

例えば、法律の豊富な知識を持っていたり、頭の回転が速いという人も当然ながら素晴らしいと思いますが、個人的には、礼儀の正しい人であったり、人に対してリスペクトをもって接している人を見ると魅力的に感じますし、そういう人と一緒に働きたいと思います。

北山:

自分の意見をしっかりと伝えられる人は、一緒に働いていて学びや刺激があり、そのような人と働きたいです。
また、どのような性格の人が向いているか、という質問を受けることもありますが、性格・キャラクターについてはどうでなければならないということはないと思います。むしろMHMの弁護士には多様な個性があり、それが組織の魅力でもあると思っています。

SESSION 11
今後どのような弁護士になりたいと考えていますか。

藏田:

いよいよ最後の質問になりますが、皆さん、今後どのような弁護士になりたいと考えていますか?

小林:

知識やスキルを磨き、経験を積んでステップアップしていくことも重要だと考えていますが、何より、クライアントのニーズに応え、クライアントはもちろん、その他の外部の関係者やMHM内部の弁護士・スタッフから信頼される弁護士になりたいと考えています。

北山:

先輩弁護士を見てそう感じるように、クライアントにとって、この弁護士であれば難局を一緒に乗り越えられると思えるような弁護士になりたいと考えています。入所前から志望していた業務に関与することができているので、まずは目の前の仕事一つ一つに全力で取り組む中で専門性を確立していきたいと思っていますが、新たな分野にいち早く対応できるよう、常にアンテナを広く張っておく必要もあると考えています。

加藤:

私が今中心にしているストラクチャード・ファイナンスの分野は、その中でも、証券化など伝統的なものや比較的新しい分野であるプロジェクトファイナンスなどに分かれており、時代に応じたトレンドがあるので、幅広く経験を積み、新たな分野の開拓を含め、今後のトレンドに応じた対応ができるようになりたいと思っています。
また、個々の案件においては、質と対応の早さの両方においてクライアントに満足してもらえるリーガルサービスが提供できるようになりたいと思っています。

江角:

法律の知識や実務の経験をもっと身につけないといけないなと思う場面も多々ありますが、それに加えて、M&Aは勝ち負けではなく関係当事者が協力して案件の成立を目指すという側面もあるので、どうすればクライアントの利益につながるかであったり、スムーズに案件成立に導けるかを常に考えられる弁護士になりたいなと思います。

藏田:

私は、クライアントからどんなに些細なことも躊躇することなく相談してもらえるような信頼の厚い弁護士になりたいです。
訴訟紛争の場面では、クライアントから十分な情報を提供してもらえなければ、そもそも裁判所に納得してもらうための良い書面を作成することができませんし、クライアントがそれほど重要ではないと思っていた些細な出来事や少し気掛かりに思っていたことが、裁判では重要な事実関係だったということもあります。常にクライアントに寄り添って信頼してもらうことは、とても大切なことだと思っています。

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